韓国の慶南地域自活センター協会と第3期友好協定を結びました

10月17日の慶南自活博覧会に合わせ第3期協定(2025.1.1〜2029.12.31)締結式を行うことになり、計6名で10月16日〜18日まで韓国を訪問しました。

WE21ジャパンは韓国の社団法人 慶南(キョンナム)地域自活センター協会と2013年から友好交流協定を結んでいます。協定の目的は環境保全および貧困問題、そして包括的な地域社会問題に関するお互いの価値と実践を学び、相互の発展に寄与すること、相互交流を通じて両者が研修などの機会を提供し、人材育成に努めるとあり、「環境×貧困×人権」を共通の課題として交流を続けてきました。


鎮海(チネ)地域自活センターが運営するリサイクルセンターでは主に家具の修理・販売を行っていて、修理担当者は自活センターに来てから技術を学び、修理の資格を取ったとのこと。どの家具も綺麗で素敵、格安でした。また韓国ではプラスチック容器をやめ、環境に配慮した生活への転換を求める政策が進められていて容器を洗浄して繰り返し使う多回容器洗浄事業を行っていました。現場では環境問題と貧困問題を同時に解決する実践を学びました。威安(ハマン)地域自活センターでは、カフェ事業や自活センターから自立したベトナム料理店などを見学し、美味しい飲み物や料理をいただきました。締結式が行われた自活博覧会会場では楽しんで活動を知ってもらうための工夫を学びました。ゲームやワークショップで盛り上がり、試食などもたくさんあり、来場者が楽しそうに交流する姿を見て元気をもらいました。WE21ジャパンも出店し、フェアトレードのしょうがパウダー、クッキー、ドリップコーヒー、手作り品などを販売しました。

今回の訪問をとおして、長年の交流が育んだ信頼が単なる組織間の関係にとどまらず、国を超えた人と人のつながりを醸成していること、そして、交流が双方の活動に新たな視点をもたらし、成長し合える関係を築くための大切な機会となっていることを感じて帰国しました。今後も草の根レベルでの交流を大切にし、学びを深めていきたいと思います。