「リユース・リサイクル」活動

WE21ジャパンの資源循環活動

WEショップを通したリユース・リサイクル

日本国内に新しく供給される衣類は年間81万トン。そのうち51万トンは、リユースやリサイクルされることなく焼却・埋め立て処分されています。 WE21ジャパンでは、家庭に眠っている新品・中古の衣類や雑貨を寄付していただき、WEショップで販売(リユース)しています。 毎年WEショップには年間約7万8千件、枚数に換算すると約60万枚の衣類が寄付されており、そのうち34%が販売(リユース)され、捨てられてしまうはずだった衣類という資源を地域で循環させているのです。(2021年度実績)

※環境省「令和2年度ファッションと環境に関する調査業務-『ファッションと環境』調査結果-より

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廃棄ゼロを目指した資源循環

WEショップで販売できなかったモノは、さまざまなリサイクル業者と協力して、海外 への古着輸出を中心としたリユース、原料に戻して新たな製品に作り変えるリサイクル などを行っています。現在は衣類のほか、ガラス食器・陶磁器、携帯電話、天ぷら油、 羽毛製品の回収・リサイクルにも取り組んでいます。

WE21ジャパンの資源循環活動の背景

地球上の資源には、限りがある

私たちは日々大量の資源を消費して生活しています。しかし地球にある資源には限りがあります。地球上に暮らす人びとがこれからも今の生活を続けるためには地球が1.7個分必要と言われており、環境負荷は年々悪化しています。

(出典:グローバル・フットプリント・ネットワーク、2021)

資源の奪い合い、環境問題、貧困や人権の問題はつながっている

私たちのモノに恵まれた豊かな生活は、アジア地域の資源や、安い労働賃金に支えられています。 特に衣類については、90%が海外で生産され、綿や毛などの天然繊維、石油由来の化学繊維の多くも、アジアや中東の国々から調達されています。 原材料が生産され、製品へと加工される国々では、劣悪な労働環境で働いたり、 資源開発のために暮らしていた地域を何の保障もないまま追い出されたりと、 環境や人権、貧困につながる問題がたくさん起きています。

モノがあふれる ― 大量生産・大量消費のライフスタイル

これらの問題の背景には、使い捨て文化のもとに世界の大量生産、大量消費のビジネスが成り立ってきてしまったこと、 そしてその裏には私たちが安い商品を求めてきたことがあります。
最新の流行を取り入れ、低価格で大量に生産し、短いサイクルで販売する”ファストファッション”に代表されるように、 私たちは流行遅れになった、サイズが合わなくなったと、次々にモノを購入し、廃棄しています。

私たちの消費行動を変えることが、世界の幸せにつながる

WE21ジャパンでは、私たちの消費行動を見直し、ライフスタイルを変えていくことが、消費する資源の減少につながり、 ゆくゆくはアジアをはじめ、世界で生きるすべての人たちの暮らしの向上と幸せにつながっていくと考えています。 日本に入ってきた貴重な資源を循環させ、WEショップで販売してリユース、販売できなかったモノはリサイクル業者と協力してさらにリユース・リサイクルして可能な限り循環させています。

モノを海外へ送らず、収益をNGOへ寄付

寄付していただいた衣類や雑貨は、そのまま海外へ送るのではなく、 WEショップで販売してお金に換え、それをNGOの活動へ寄付する形で、支援活動を行っています。 日本から直接、モノを寄付することが喜ばれる場合もありますが、現地のニーズと合わずにゴミとなってしまう、 その地域の文化や経済を壊してしまう可能性もあります。 WE21ジャパンでは、現地で活用されているところまで責任を持って確認することが困難であることからも、 海外へ送らずに、WEショップで販売して得た収益を活かしていく方法をとっています。

WE21ジャパンのめざす資源循環

1. 販売できなかった衣類のリユース・リサイクル

販売できなかった衣類は、故繊維業者を通して、古着として海外輸出してリユースされていくほか、 着られない、需要がない、綿や綿混紡の衣類はウエス(工業用雑巾)へ、 毛・毛混紡・綿の衣類は反毛、フェルト(断熱材)や手袋、綿(白Tシャツ)などへ、リサイクルされています。

協力:ナカノ株式会社
 
●サーキュラー コットン ファクトリー(CCF)を通じたリサイクル
 衣類を繊維にし、紙に作り替える取り組みに参加しています。販売できなかった衣類のうち、廃棄となってしまうものを最大限に減らし、再利用する取り組みです。
協力:一般社団法人サーキュラーコットンファクトリー(CCF)

●販売できなかった衣類のリメイク
 販売できなかった衣類やWEショップに寄付された古布をリメイクに活用しています。WEショップのボランティアが中心となり、アイデアや技術を活かし制作されたリメイク作品は、WEショップやWEフェスタ等のイベントで展示・販売をしています。

衣類のリメイク

WE21ジャパンのめざす資源循環

2. 羽毛製品のリサイクル(グリーンダウンプロジェクト)

羽毛布団・ダウンジャケットの回収を実施しています。

WE21ジャパン・グループは Green Down Projectの一員として、現在下記27店舗とエコものセンターでの羽毛製品 (ダウン50%以上の羽毛布団、ダウンジャケット)の回収を実施しています。
回収された羽毛製品はリサイクルされることによって、安全で清潔な「再生羽毛(GREEN DOWN)」へと生まれ変わります。
協力:Green Down Project

WE21ジャパンのめざす資源循環

3. 携帯電話のリサイクル(めぐりケータイ)

使用済み携帯電話の回収・リサイクル「めぐりケータイ」を実施しています。
日本では「都市鉱山」と呼ばれるほど、電化製品などに多くの資源が眠っていると言われていますが、 使用済みの携帯電話に含まれた鉱物資源をリサイクルすることは、資源開発によって環境汚染から 人びとの暮らしを守ることにつながります。
WEショップに設置した専用回収BOXから回収した携帯電話は、金属リサイクル業者へ送られ、 取り出したレアメタル等金属の売却利益を、鉱山開発によって暮らしを脅かされているフィリピンの人びとへの支援活動に寄付さました。
めぐりケータイ回収の流れ説明.pdf
協力:株式会社 三光金属

WE21ジャパンのめざす資源循環

4. 天ぷら油のリサイクル(WE油田)

「WE油田」は、家庭で使い終わった天ぷら油をWEショップで回収しています。回収されたてんぷら油は、車の燃料(VDF※)、 油田石けん、塗料などにリサイクルされるほか、自然再生エネルギーとしても生まれ変わります。
※VDF=Vegetable Diesel Fuel (植物性軽油代替燃料)の略

家庭で利用された油の多くは、凝固剤や紙に吸い取ってゴミとして捨てられたり、生活排水として河川に流され、環境破壊の要因になっています。 しかし、使い終わった天ぷら油も適切な処理をすれば、立派な資源に生まれ変わります。

家庭の使用済み天ぷら油や賞味期限切れの未使用油をふた付き容器に入れ、下記のWEショップに持参し店頭に設置された専用ペール缶に容器ごと入れてください。

協力:TOKYO油田(株式会社ユーズ)(「TOKYO油田2017」)

WE21ジャパンのめざす資源循環

5. ガラス食器・陶磁器のリサイクル

販売できなかった衣類やガラス・陶磁器のうち、硬質ガラスはビンの再生や断熱材となるグラスファイバーなどへ、 有色・硬質ガラス・陶磁器は道路の路盤材などへ再資源化されます。
(協力:有限会社飯室商店、木村菅工株式会社

WE21ジャパンの物流拠点「エコものセンター」と連携企業

神奈川県綾瀬市で物流倉庫「エコものセンター」を運営しています。 エコものセンターを拠点に、WEショップ、リサイクルに取り組む企業や環境NGOなどが連携しリユース・リサイクルのしくみができています。
WEショップへ直接お持ちいただいた寄付品のうち、季節外のものはエコものセンターで販売時期が来るまで大切に保管されます。
一方全国から直接エコものセンターへお送りいただいた寄付品は主に倉庫deバザーやWEフェスタなどのイベントや、WE21ジャパンオンラインショップなどで販売されます。
配送委託:ワーカーズコレクティブ・キャリー

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エコものセンター
倉庫内風景
仕分け作業
ワーカーズコレクティブ・キャリー