2022/08/31
category - お知らせ
“フレンドシップトレード”を来年の25周年につなげるために!
森育ちのしょうがパウダーフェアトレード事業へのご寄付をお願いします。
私たち認定NPO法人WE21ジャパンは、2022年9月をもって団体設立24周年を迎えました。
設立から間もなく、WE21ジャパンが最初に交流を行ったのが「森育ちのしょうがパウダー」生産地の住民組織と現地NGOシュントック財団であり、それから24年間、応援してくださる皆様のおかげで様々な形での住民たちへの支援を続けることができました。24年間のパートナーシップの結果、現地の住民組織の自立が高まり、住民組織は自らフェアトレードの売上で地域の子どもからお年寄りまでの命と健康を守る保健活動を行っています。
この24年間続いてきた友情である「フレンドシップトレード」を今後も永く繋いでいくために、世界的パンデミックや物価高騰により継続の危機に直面している「森育ちのしょうがパウダーフェアトレード事業」へのご寄付を募集いたします。
温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします!
ご支援はこちらから
*期間:2022年8月30日(火) – 9月30日(金)
*目標:500,000円
*チラシはこちら(PDF)
*創立日の9月6日(火)13時半より記念イベントを開催します!詳しくはこちらから
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現在のご支援総額※毎日18時更新
842,885 円(132名)
Syncable 490,385 円(68名)
お振込み等 352,500 円(64名)
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≪キャンペーン開始のストーリー≫
世界では日本も含む、20%の先進国が地球の資源の80%を消費していると言われています。
私たちが地球の限りある資源を大量に消費して暮らす裏側では、他の国の人たちや未来の世代から資源を奪う不公正な事態が起きており、環境、貧困、人権の問題につながっています。
私たちWE21ジャパンはそんな不公正な社会を変えるために、市民一人ひとりがアクションすることで、地球に住み暮らすあらゆる人びとが、生きるために必要な条件や権利が公正なルールによって保障され、自律した地球市民として行動できる社会の創造をめざしています。
WE21ジャパンは設立当初から24年間、フィリピンルソン島北部の山岳地帯、ベンゲット州カパンガン郡の山岳民族の女性たちを支援してきました。活動地のタバアオ村ウボッド地区・アプナン地区、サグボ村ビレン地区・アンポンゴット地区はいずれも病院がなく、WEショップと連携して、それぞれの集落が住民組織を作り、薬草療法、マッサージ、鍼灸の技術を身に着け、集落の健康を守る「地域保健事業」に支援を行っています。
2010年からは、現地で生産され薬草療法で飲まれてきたしょうが糖「森育ちのしょうがパウダー」をWE21ジャパンが公正な価格で買い取るフェアトレードを開始し、現在ではフェアトレードの売上のみで自立した活動を行っています。
24年間、多くの方々のご協力や応援により、各組織にマッサージや鍼灸等の代替医療の専門家であるヘルスワーカーが育成され、集落の「町医者」として住民たちの健康を守ってきました。2019年からは専門家として、集落だけではなく、他の町や郡、台風被災地等にも派遣されるようになり、代替医療を多くの人に提供しています。
同時にそれぞれの住民組織、ウバパス、ダイヨコン、ランパダは集落の課題を解決するためにも機能しており、2020年からのコロナ禍では、厳しいロックダウンで生産した野菜の販売ができず収入がゼロになったメンバーも多い中で、各組織が基金から義援金支給や食料配給を行うことで、助け合いました。森育ちのしょうがパウダーフェアトレードは、問題を自ら解決できる村づくりを支えます。
一方で、活動地ベンゲット州では、2020年からの新型コロナウィルス感染症感染拡大に対して、厳格なロックダウンを行うことで、無医村も多い州内での感染拡大を防いできたため、一時期は州内の移動が全く行えない状況が続きました。現在は状況は少し緩和したものの、未だ公共交通の減便が続いており、村で生産した森育ちのしょうがパウダーを町に輸送するために車両の手配が必要になっています。現在はロシアによるウクライナ攻撃の影響で原油価格が高騰していることを受け、更に公共交通の減便が起きています。2022年7月27日に起きた、ルソン島北部を震源とする地震の影響で道路の寸断も各地で起きており、公共交通は更に減便すると思われます。
また日本へ輸出するための空輸費も、コロナ禍による飛行機の減便を受け高騰しています。
このような影響の中でも、森育ちのしょうがパウダーのフェアトレードを継続し、パンデミックで更に重要となった集落の健康づくりと、社会情勢の変化の中でも問題を自ら解決する力を支えていきたいと思っています。
このフェアトレード事業によってもたらされるメリットは大きく分けて2つあります。
1)3つの集落の健康を守る
森育ちのしょうがパウダーフェアトレード事業が継続できることで、住民組織ウバパス、ダイヨコン、ランパダが地域保健基金を積み立て、地域保健事業を行うことができます。
<各住民組織が実施する地域保健事業>
・薬草治療(森育ちのしょうがパウダー生産も含む)
・鍼灸、マッサージ
・村のヘルスセンターや患者宅での出張治療
・鍼灸の専門家として、他郡や災害被災地へ派遣
・病院での診療が必要な患者への医療費、病院への交通費貸し出し
2)こどもたちの未来を支える
活動地の人びとは、農業を生業としており、昔から自給自足の暮らしをしてきました。食べ物は自ら生産できる中、教育のためには現金収入が必要になります。
ウバパス、ダイヨコン、ランパダの人びとからは、森育ちのしょうがパウダーの売上によって、現金収入が得られることで、子どもや孫が学校で使う文房具や教材にお金を出せるようになったとの声を頂きました。
コロナ禍のロックダウンにより、町の市場での野菜の販売ができなかった時期には、森育ちのしょうがパウダーの売上が唯一の現金収入となりました。
森育ちのしょうがパウダーの継続は、子どもたちの未来をつくる教育にもつながります。
■Friendship Tradeを25周年につなげるために
WE21ジャパンと3つの住民組織、ウバパス、ダイヨコン、ランパダとが行っているフェアトレードの活動は、現地では「Friendship Trade」と呼ばれています。
コーディネーターのアイダさんは、私たちのそんな関係をこう評してくれました。
24年間の活動により、助成団体と受益者ではない、「友人同士」としての自立した対等なパートナーシップを築くことができました。
私たちはこうしたパートナーシップをフィリピンでの本事業をモデルに、インドやカンボジア、アフガニスタン、パレスチナ等の世界20か国の支援先の人々とも実現していきたいと考えています。
世界的なパンデミックや自然災害、さらに戦争などの困難や悲しい出来事が続く社会の中であっても、この「フレンドシップトレード」事業を、来年も、この先も続けていくことで、対等な関係でお互いに助け合いながら豊かな社会を私たちから築いていきたいと思っています。
皆さんも活動を支える「Friend」になっていただけませんか?
■寄付金の使途
新型コロナウィルス、原油高騰、災害の影響により事業の継続に課題のある「森育ちのしょうがパウダーフェアトレード事業」のために活用します。
(主な使途)
・物価高騰による材料費(特に砂糖)の補填
・物価高騰による輸送費の補填(車両、空輸)
・生産地/現地住民組織との活動費
■本キャンペーンを通じてご寄付をいただいた皆様には、以下の形での御礼をご用意しております。
※私ども認定NPO法人WE21ジャパンへ寄附をしていただいた個人または法人は、それぞれの確定申告において税制優遇措置を受けることができます。税制優遇措置は法人であれば所得控除となり、個人であれば所得控除か税額控除を選択することができます。詳しくは内閣府NPOホームページをご覧ください。